葛飾北斎

最近、ふらっと立ち寄った美術館で浮世絵展が催されていたことをきっかけに浮世絵に興味を持ちました。
今回は、数多くいる浮世絵師の中でも異彩を放つ葛飾北斎について紹介したいと思います。

私は芸術には疎く、北斎の名前くらいは聞いたことがあったのですが、どんな人物か知りませんでした。
北斎がどれ位の有名であるかというと米国ライフ誌(1998年)の企画である
「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」に日本人で唯一選ばれる位(86位)有名で業績を残しているようです。
北斎が残した業績がどんな業績かというと、モネやドガ、ゴッホに影響を与え(=西洋美術に大きく影響を与え)
印象派が作られるきっかけになったというものです。スケール感が分かりませんが凄そうですね。

そんな北斎がどんな人物であったかというと、とにかく規格外の人物だったそうです。
まず、身長からして規格外。平均身長155㎝程度の江戸時代に185㎝の大柄な体格でした。
寿命もかなり長寿で平均寿命50歳の時代に90歳まで生きたそうです(1760-1849)。
外見は、高身長で格好良いと思いきや、みすぼらしい格好で江戸の町をうろつき、周囲から笑われ馬鹿にされていたそうです。
売れっ子絵師でしたが、お金の使い方が雑で、常に貧窮したことも関係あるのかもしれません。

日々の生活は絵に集中する為に、掃除、炊事を一切しない。買ってきた、握り飯の包みや出前の椀など
食べたらそのまま放る為、家の中はぐちゃぐちゃ。今でいうゴミ屋敷状態。ゴミがたまり、
住めなくなったら引っ越しをするスタンスで、生涯で93回引っ越しをしたそうです。
最終的に、以前、自分が住んでいるところに引っ越し直してしまった際に、以前自分が散らかしたごみがそのまま残っており、
それを見て観念したのかそこから引っ越しをしなくなったそうです。

お金や、評判、その他、人生のすべてを捧げて、絵に集中した北斎。
年老いていくほど、絵は向上していき、70歳を過ぎてから代表作「富嶽三十六景」を完成させました。
北斎の絵に対する向上心・執念は最後まで留まることを知らず、
死の際に残した言葉は「天があと5年、時間をくれていたら、本物になれた」という言葉だったそうです。
絵に人生の全てを捧げた人物の作品がどんなものか興味は沸いてきませんか?
もし興味を抱いてくださったならば、休日のゆっくりしている時に片手間で調べてみてください。
とても楽しい時間になると思います。

葛飾北斎代表作 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
凱風快晴
山下白雨
富士越龍図(北斎最後の作品)