不便益のススメ

インターネットが普及して、
いろんな事が、すぐに、手軽に調べることが出来るようになった。

インターネットが無かった時代に育った自分は
「便利な世の中になったな」と思うくらいだが、
物心が付いた時には、もうインターネットがあった若い世代にとっては、
インターネットは、あって当たり前のものだろう。

だが、インターネットがある環境で育ってきた世代に、
ネット以外で調べさせようとすると、約半数が戸惑い、立ち止まるらしい。
ネット以外の調べ方が、すぐに思いつかないのだ。

しかも、いつもだとすぐに答えが出て、それを元に行動するのが
すぐに答えが出ないから、行動する事自体が出来ない。
なかなか怖い話だと思った。

ある日、テレビを見ていたら、京都大学の先生が出てきた。
その方は、『不便益』に関するシステム作りなどをされているそうだ。

『不便益』とは、その先生が作られた造語らしいが、
あえて不便な事をする事で、便利になるように補おうとする力が生まれたり
すぐに答えを出してたら、決して味わう事が出来ない感動を味わえる事を指すらしい。

便利すぎると、それに関する思考が退化してしまうと言われていた。
 
なかなか興味深い話だと思い、
試しに車なら2~3分で行ける所に、休みの日に歩いて行ってみた。

普段じっくり見られない看板を見て、こんな店があるのかと思ったり
知らない道を歩いて行ったら、知ってる道に出たりと、なかなか楽しめた。
往復1時間弱かかったので、良い運動にもなったし、脳に良い刺激もあった。

『不便益』・・なかなか、おススメだと思う。